2006年 06月 02日
ビーグル バセットハウンド ジャックラッセルテリア 猟犬としてのいちにち

<序>


今週の散歩はずっと犬を放さずに歩いた。
先週の木曜 喰太の猟犬の血が騒いで以来 我が家の「ナンチャッテ」猟犬たちがどうも怪しいのだ。

金曜は禄が匂いを追って沢伝いに林へ入った。
そこまでは許すが沢を辿って舗装路の側溝に出た禄。
自力で上がれない禄。
犬母、1m50cmほどの深さの側溝に入って禄を持ち上げた。
許せん!!
持ち上げた途端にまた匂いを追って同じ沢伝いに林へ、そして側溝に、そして犬母 禄を持ち上げる。

許す 許さないはともかく、見える場所だから助けてやれたけど 林の奥深い場所だったら、と考えるとゾッとする。


道路を歩いていても 怪しい。
特に喰太と禄がやたら怪しい。
藪や林にぐいぐい入り込もうとする。
我を忘れて匂いを追って迷子になっても不思議ないくらい怪しい動きをしてる。
「オイ!君たちリード付きじゃ!」
怪しくてとても放してなんかやれない。

今週は4日で3回も狸を見た。
蛇も8匹くらいは見た。
「ナンチャッテ」猟犬たちの興味を引く物が周りにいっぱい。

だから今週は犬を放さずに散歩していたのだ。

さて、あれはもう14、5年も前になるかなぁ?
犬母、犬父に「あんたは詰めが甘い」と言われたことがある。
なんとも抽象的な評価だけど妙に納得できた。

つまり 犬たちの母である私はそういう人間なのだ。

週末の今日になって喰太のリードを持つ手を放してしまった。
喰太は一目散で雑木林に駆け込んだ。
リードを引きずったまま、、、。




<山へ消えたビーグル 喰太>


杉の泊ホビーフィールド内の舗装路。
「ナンチャッテ」猟犬たち、特に喰太と禄がやたら引っ張って歩く。
鼻がめいっぱい働いている。
地面の、空中の匂いを必死で追っている。
耳も、少しの音も聞き逃さないぞとばかりにあちこちにむける。
ホビーフィールドに入ってずっとこんな調子。
どうやら、右手に広がる雑木林の中で、昼間だというのにいろんな動物が活動しているらしい。
自由の身になったらきっと雑木林に駆け込むに決まってる。
匂いに夢中になりすぎてる。
我を忘れて匂いを追って迷子になっても不思議ないくらい夢中になってる。
怪しくてとても放してなんかやれない。

匂いが気になってやたら引っ張って歩く「ナンチャッテ」猟犬たち。
リードが絡まる、絡まる。
「ちょっと落ち着け!リード解かんと前へ進むめんよ!」

「あ、喰太、ちょっと待って」喰太のリードが手から離れた。
いつもなら「待つ」喰太だけど、今日は待てない。
一目散で雑木林へ駆け込んだ。
ヤバイ!リード付いたままじゃヤバイよ!
木に絡まったら動けなくなるよ!

ホラ!だから言ったじゃん!!
5分もしないうちに上の方から必死の吠え声が響いてくる。
だから言ったじゃん!絡まったんじゃろ!
とにかくすぐ喰太のところへ行かなくては!
絡まったまま斜面を滑ったら首吊り状態になる事も考えられる。
そうなったら1分1秒を争う。

最優先事項は喰太の所へ行く事。

どうしよう、この犬たち。
喰太の声を聞いたほかの犬たちも普通ではいられない。
同じように必死の声を出し喰太の所へ行きたがる。
興奮した犬を安心して繋いで置ける木も見当たらない。
一人で探しても喰太に辿り着けるかどうかわからない。
一か八か、ビビ 禄 凡のリードを外す。
一気に声のする林へ走りこむ犬たち。
私が苦労して雑木林を5mほど進んだ頃にはどの犬の姿も、音もない。
10mほど進んで気が付いた。
喰太の声は場所を移動しているようだった。
今は未だ絡まっていないんだ。
きっと野生動物を見つけて追っているんだ。

仕方ない。
闇雲に動いても意味がない。
いったん林を出て犬たちの名前を呼びつづける。
小さな虫が動く様子や音さえわかるのに 犬たちを全く感じられない。
一瞬目の前が真っ白になる。
福の時と同じ。
みんなが帰らなかったらどうしよう。
名前を呼びつづける。

15分後、上から枯草を踏みしめる音が聞こえる。
程なくビビが姿を表わす。
頼みの綱のビビが1頭で戻って来た。
禄と凡が別々に行動していたら戻れるかどうか分からない。
5分もせずに又音が聞こえた。
名前を呼ぶ。
林の中に凡の姿が見える。
禄は?
すぐに禄の姿が見えた。
良かった。
とりあえず、禄と凡を見つけておいた木に繋ぐ。
ビビ、喰太は?
ビビが必死であたりの匂いを嗅ぐ。
喰太はどこにいるんだろう。
夜になって心臓の薬が切れたらどうなるんだ。


続きは次回...

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by kubifuro | 2006-06-02 22:27 | いぬ日記


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