2006年 04月 04日
組織診断 血管肉腫 (悪性) 組織所見 真皮~皮下組織では、血管内皮由来の紡錘形あるいは多角形(多形性)細胞が、 網状~海綿状、胞巣状ないしは 充実性 ・ シート状に腫瘍性増殖しております。 増殖細胞の細胞質は大小さまざまで 両染性~弱好酸性、 核は大小不同で 類円形~楕円形、 大型で明瞭な核小体を 1個入れ、核分裂像も頻繁に観察されます。 (高倍率1視野あたり 2~3個。) 腫瘍細胞の大部分は 軽度~中等度の異型性を示しておりますが、 重度の異型性を示す細胞が集まっている部位も頻繁に認められます。 特に 網状~海綿状増殖部では不整形 あるいは整形で、 明瞭ないし不明瞭な 血管腔様~血管洞様が形成され、 その中にさまざまな量の赤血球を入れております。(時に血栓形成がみられる)。 以上の組織所見から、血管肉腫(悪性)と診断いたします。 腫瘍細胞が血管内にこぼれ落ちている像も時折認められます。 コメント マージンが不十分ですので、局所再発の高いものと推察されます。 遠隔転移ともども十分な注意を払ってください。
by kubifuro
| 2006-04-04 08:12
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